
自分を変えたい
人を見下し、比べてしまう
■状況
・自分より劣る人と比べてしまう
・言い訳ばかりで自分を変えることができない
CASE STUDY 実際の事例
■人と比べてしまう癖があるAさん
学力、部活、自分の立ち位置。過去すべてにおいて、人と比べてきました。
しかし、自分より優れている人と比べることはできません。自分より下だと思われる人としか比べることができないのです。
自分よりも能力が高い人を素直に認めることができず、競争で負けても「自分がミスをしなければ勝てた」と毎回思ってしまいます。しかし、結局のところ、ミスの有無にかかわらず自分より能力が高い人に勝ったことがありません。
こんな、口だけの自分が嫌です。どうすれば変わることができますか?
answer 解決回答
人と比べてしまう人は「他者から自分がどう見られているのか」を執拗に気にしています。
つまり、他者からの評価でしか自分の存在価値を実感できていません。
そして「自分より劣っている人と比べる」というのは、勝つことで優越感に浸ることを目的としている場合が多く、その根底には強烈な劣等感を抱いています。
Aさんは以下2つを意識することで、自分らしい生き方ができるようになり、日々を楽しみながら前に進んでいます。
抑えて
おくべき
ポイント
-
「何のために?」を明確にする
Aさんは、目的を明確にしないまま勉強・部活・仕事をしていました。
そのため、人に勝つことのみを目的としてしまい「勝てない自分には価値がない」と思い込み、自暴自棄になっていたのです。
そこで「なりたい自分」「やりたいこと」を明確にして“理想の自分”“理想の生活”を叶えるため切磋琢磨することに価値を置くことで『他者比較』から抜け出せました。 -
劣等感の克服方法
劣等感とは『劣っている感覚』のこと。そして、誰もが持っているものであり、劣等感を人は持ち続けることに不快感を覚えます。このとき人は何らかの方法で劣等感を克服しようとするのですが、Aさんの場合は「自分より劣っている人と比較して得られる優越感」によって、劣等感を跳ね除けていました。
ここで①のポイントと重なるのですが、大切なのは人と比べて劣等感を抱くことではなく、理想の自分と比べて“今”の自分に足りないモノを補う努力をすることです。
「理想の自分」と「現状の自分」を受け入れることで、Aさんは自身の劣等感と向き合うことができたというわけです。