
周りとの比較
周囲と自分を比べてしまうサッカー選手
■状況
・他の選手より活躍できないと焦る
・監督からどう見られているか気になる
・ミスするのが怖い
CASE STUDY 実際の事例
■サッカーをやっている大学2年生のK選手
小学生の頃からサッカーを続けていた私は、常に上手な選手として評価され、自分は上手い方だと自負していました。
しかし、大学に入ると周りのレベルが格段に上がり、できない自分はダメだと思うようになってしまいました。ミスをするのが怖く、サッカーを楽しめなくなってしまいました。
僕はメンタルが弱いのでしょうか?
answer 解決回答
メンタルの強弱は、物事の解釈で決まります。
出来事をプラスに解釈するか、マイナスに解釈するか。それによって心身にさまざまな影響を及ぼします。
K選手の場合「できない自分はダメで、ミスをするのが怖い」と思っています。ならば、ミスという出来事の解釈と、できない自分はダメだという解釈を変える必要があります。
結果的にK選手は以下の3つを意識することでスタメンに復帰。サッカーを楽しんで取り組めるようになっています。
抑えて
おくべき
ポイント
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他者との比較は競争ではなく「確認作業」
自分と他者を比べるのは肉と魚を比べるようなもの。誰もがユニークな才能や経験値を持っています。大切なのは、他者との比較を自分のポジションを確認するための“物差し”程度に考えること。
本当に比べるべきは、他人ではなく「理想の自分」なのです。 -
自分の強み・弱みを把握する
「自分の性格は?」「得意なプレーは?」「逆に苦手なプレーは?」
ここを理解しておくことでダメな自分と向き合い、受け入れることができます。「克服するには何が必要か、伸ばすべき強みはどこか」にも考えが及ぶようになり、的確な努力を実行することができるでしょう。 -
サッカーをする目的を忘れないこと
評価されることが目的になると「評価されない自分は価値がない」という考えにつながってしまいます。評価されることを無視するのではなく「どんなプレーをしている自分を評価されたいか」という部分にフォーカスを当てましょう。
「何のためにサッカーをしているのか?」と自問すること、そして、その目的を追い求める姿勢を評価してもらうように努力することが大切です。